UQモバイルは、大手キャリアauの子会社である「UQコミュニケーションズ株式会社」が運営する格安SIMです。今年5月に、UQモバイル事業はauに吸収合併されauのサブブランドとなることが発表されました(Softbankにとってのワイモバイルとおなじ位置づけ)。
なお、UQコミュニケーションズ株式会社は自社の無線LAN規格WiMAXを利用した「UQ WiMAX」を提供していることでも知られています。
今回は、UQモバイルの特徴とメリット&デメリットをリストアップし、辛口レビューしてみました。これらのポイントをチェックして、ぜひ格安SIMの導入にお役立て下さい。
UQモバイル7つの特徴
①業界シェアナンバー2 知名度もダントツ
UQモバイルは、格安SIM市場のシェアで2年連続で楽天モバイルに次ぐ第2位にランクインしています(2020年3月時点 MMD研究所調べ。ワイモバイルはラインキング対象外)。
深田恭子さん、多部未華子さん、永野芽郁さんら実力派女優を起用した「UQ三姉妹」のユニークなCMは、一度見たら忘れられないですよね。
②価格面だけ見れば割高だが実はお得な料金プラン
UQモバイルのメインの料金プランは、音声通話とデータ通信がセットになった「スマホプラン S(3GB)」「スマホプランR(10GB)」となります。その他、データ通信専用の「データ高速プラン」「データ無制限プラン」等も用意されています。加えて、UQWiMAXとのセット割引プランとして、「ウルトラギガMAX」が容易されています。
UQモバイルは、2020年6月1日から新プランとして「スマホプラン S(3GB)」「スマホプランR(10GB)」を発表しました。
- スマホプランS (3GB):月額2178円(税込)+各種オプション料
- スマホプランR(10GB):月額3178円(税込)+各種オプション料
価格面だけ見ると他社よりもやや割高なのですが、最大の強味は低速通信に切り替えた際及び月間データ容量を使い切った時の通信速度です。他のプラン(※データ無制限プランを除く)では200~300kbpsに制限される通信速度が、同プランではなんと1Mbpsの速度制限となっています。SNSやWebブラウジングをする程度であれば、速度制限されてもそれほどストレスを感じないでしょう。これは他社のプランから見ても画期的なことです。
更に、上記のスマホプランS/RとUQWiMAXを組み合わせることでスマホ料金が割引になる「ウルトラギガMAX」があります。UQWiMAX契約者は、スマホプランSであれば月額1628円(税込)からになります。
③専用アプリでデータ通信量を節約
契約者向けのサービスとして、低速通信と高速通信を好きなタイミングで切り替えることができる「UQモバイルポータルアプリ」が用意されています。
例えば、低速通信の節約モードに切り替えれば、TwitterやInstagramなどのSNS、Spotifyなどの音楽サービスを利用する際にデータ通信量がゼロになり、大幅に節約できます。
④業界最速の通信速度
通信速度の早さに定評のあるUQモバイルですが、実際のところはどうなのでしょうか。
第三者機関の「keisoku.io」が調査した直近1週間分(2020年7月12日~18日)の計測結果を見ていきましょう。
日付
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通信速度
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朝
(8時~8時30分)
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昼
(12時15分~12時45分)
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夕方
(17時30分~18時)
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夜
(19時~22時)
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7/12(日)
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14.4 Mbps
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17.8 Mbps
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14.7 Mbps
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16.3 Mbps
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7/13(月)
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17.6 Mbps
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7.2 Mbps
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14.4 Mbps
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16.1 Mbps
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7/14(火)
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13.9 Mbps
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14.9 Mbps
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13.2 Mbps
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13.8 Mbps
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7/15(水)
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13.9 Mbps
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6.9 Mbps
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14.2 Mbps
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12.8 Mbps
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7/16(木)
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13.7 Mbps
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14.7 Mbps
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14.2 Mbps
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13.6 Mbps
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7/17(金)
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14.1 Mbps
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16.3 Mbps
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20.4 Mbps
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14.2 Mbps
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7/18(土)
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13.8 Mbps
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12.3 Mbps
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13.0 Mbps
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10.7 Mbps
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引用:keisoku.io
インターネットブラウジングやSNSなどを利用する場合は問題ありませんが、動画視聴やビデオ通話、オンラインゲームなど大容量のデータ通信を必要とするコンテンツは3~5 Mbpsの通信速度が望ましいとされています。
今回の結果を見ると、格安SIMトップクラスという通信速度の評判に間違いはないようです。どの時間帯でも通信速度が安定しているのも嬉しいポイントですね。
auへの吸収により更に通信速度が上がることを期待したいですね。
⑤端末ラインナップは少なめだが価格は安い!
(特にOPPO Reno 3A)
2020年7月時点での取り扱い端末数はiPhone1種類、Androidスマホ8種類、合計9種類。他社と比較すると少ないですが、国内外のメーカーを幅広く揃えています。
端末料金は市場価格よりも大幅に安いので、格安SIMとのセット購入もおすすめです。
特に下記の2機種がおすすめです。
- OPPO Reno 3A 税込23,760円 (定価は税込み39,800円)
- Galaxy A41 税込み27,720円 (定価は4万円前後)
※ 現在品切れ中。8月上旬に販売再開予定。別途3,000円のau Pay残高キャッシュバックあり。
⑥最低利用期間の縛りなし!
2019年10月1日に施行された改正電気通信事業法により、キャリアや格安SIMの2年契約縛りの契約解除料は1,000円を上限とした料金に変更されました。
これを受けて、UQモバイルでは全てのプランにおいて最低利用期間を撤廃し、契約解除料も不要になりました。
⑦15日間の無料お試し期間あり!
UQモバイルでは、契約前に15日間無料でSIMを試せる「Try UQ mobile」を提供しています。全て完全無料で契約時と遜色ないサービスを受けられる格安SIMは非常に少ないです。
SIMだけでなく、端末も借りることが可能です。
ただし、期限内に返却がない場合や破損・紛失した場合などは実費が請求されるので注意しましょう。
UQモバイルを検討している人は、契約前にぜひとも試しておきたいですね。
まとめ:料金は一見割高だけれどサービス内容は非常に優秀!
UQモバイルのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
- 業界最速クラスの通信速度
- 全プラン最低利用期間なし
- 新サービス「スマホプランR」が優秀
- 端末価格が安い
- 契約前に完全無料のお試し期間がある
- 通信速度を変更できる専用アプリが便利
- 家族割を適用すれば2台目以降の月額料金が安くなる
- 余った通信量は翌月に繰り越し可能
デメリット
- 月額料金がやや割高
- auと同じバンド帯のため使えない海外SIMフリースマホが多め
これらのメリットとデメリットを踏まえると、UQモバイルは以下の人に向いています。
- 通信速度が速く安定している格安SIMを使いたい
- 家族みんなで格安SIMを使いたい
- 動画視聴やゲームなどの大容量コンテンツを愛用しており、データ通信をよく使う
- UQモバイルで扱っているスマホ(OPPO Reno3 A等)を安く手に入れたい。
UQモバイルを検討しているなら、2種類のプランをおすすめします。
スマホだけの利用を考えているなら、「スマホプランR」を検討してみてください。
月間データ通信量10GBを使い切っても速度制限時の通信速度が1Mbpsなので、SNSやWebブラウジングの利用時ならストレスは感じないでしょう。大容量コンテンツを利用しないのであれば、通信量をチャージする必要がないのは嬉しいですね。
動画視聴やゲームなどの大容量コンテンツを日頃から利用しており、タブレットやパソコンなど他の端末も利用したいなら「ウルトラギガMAX」プランがお得です。
回線工事不要で契約後すぐに利用できるので、インターネット回線の工事が難しい賃貸物件にお住まいの人や引っ越しの多い人におすすめです。
音声通話は不要でデータ通信だけ使いたいという人なら、SMS込みの「データ高速プラン」が良いでしょう。
UQモバイルは2019年と比較すると、本契約及び短期的な利用への敷居が低くなり、気軽に試せるようになりました。
UQモバイルの申し込みは公式サイトがおすすめ!
UQモバイルは、公式サイト、UQスポット(全国に100店舗以上)、家電量販店などで申し込めます。キャッシュバックキャンペーンや割引キャンペーンも定期的に開催しているので、公式サイトから申し込むことをおすすめします。SIMのみ契約でのりかえ(MNP)の場合、10,000円キャッシュバックキャンペーンも実施中です。